本課題では、植物の休眠を制御し、開花・発芽を促進する新技術「BloomX」の実用化と事業化を目指す。BloomXは、我々が発見した低分子化合物を基盤とし、ニホンナシの休眠打破や、従来困難であったバニラの開花促進に成功している。また、果樹、花卉、野菜、穀物など幅広い作物で効果を確認している。本研究では、まず高付加価値作物であるバニラを対象に、処理濃度・時期・方法の最適化と効果の再現性を検証する。並行して、生産者や関連企業への顧客調査、製剤化、知的財産戦略、事業モデルの検討を進める。将来的には、開花・発芽を自在に制御する技術を世界に展開し、農業生産の安定化と新たな市場の創出を目指す。
