都市の体重を測る変わった研究者。名古屋大学大学院環境学研究科長・教授。専門は環境システム工学。都市を一つの生命体と捉え、建物や道路などに蓄積された資源の「重さ」と、その出入りである「代謝」を計測する研究を30年近く続けている。地理情報システム(GIS)や人工知能(AI)を駆使して、都市の成長や老朽化、資源循環の実態を可視化し、日本から世界へと研究対象を広げてきた。近年は、脱炭素(CN)、循環経済(CE)、自然再興(NP)の同時実現に向けた研究を展開。欧州や豪州の研究機関とも連携し、資源を大量に消費して使い捨てる社会から、蓄積された資源を長く大切に使い続ける「ストック型社会」への転換を目指している。
