現在、世界で熱狂的に語られる「ロンジェビティ(長寿)産業」は、巨額の資本を投じて老化を治し、一部の富裕層が「不老」や「若さの延長」を買い求める特権的な文脈に偏りつつある。
しかし、世界一の超高齢化社会・日本が提示できる未来は、そこではないはずだ。
富とテクノロジーで老いや死から「逃避」するのではなく、老いや障害を受け入れながらも、テクノロジーと血の通ったケアの融合によって、誰もが最期の瞬間まで社会と交わり、価値を生み出せる「人間の尊厳(実存)」の回復へ。
福祉や介護の枠組みを超えて、日本だからこそ世界へ輸出できる「もう一つのロンジェビティ産業」の真の勝ち筋を、愛知から泥臭く紐解く。